初日に観た皆さんが同志のように思える映画
ネタバレ有。
仕事帰りに映画を観て、家に帰ると猫がゲロしていた。
ボーっとしながら片付ける。
宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を観た。
宣伝一切なしでも、ほぼ満席。
事前の情報がなくても初日に観に来る人々を眺めていると、同志のような気分になる。
宮崎駿監督なんだから、きっとこんな感じに違いないっていう想像が出来るのがスゴイ所。
・・・で、どんな映画だったかと聞かれると・・・。
大枠は不思議の国のアリス。
主人公は別の場所へ行き、成長して帰って来るという構造。
味付けが、濃厚な宮崎駿って感じ。
こうゆう表現は以前は止められていたんじゃないかなって思うようなグロイ表現が今回はそのまま表現されてる。
カエルとか、魚の内臓が飛び出るとか。
製作委員会のない映画らしいので、宮崎駿がやりたかった表現がそのまま直に現れてるのかなぁ。
タイトルの『君たちはどう生きるか』は、作中に出てくる本だった。
が、それが具体的にストーリーに絡んでくるかというと絡んでこない。
監督のお説教じみた話でもない。
むしろメッセージは分かりにくい。
唯一公開された、鳥人間のビジュアル。
これもまた微妙にグロイキャラクターデザインで興味深い。
映画の冒頭からラストまで出てくる鳥人間は、いくらでもキレイで、カワイイ、美形のキャラにすることが出来たのに、あえてアレにしたっていうのがスゴイ。
物語は、かなり見る側の想像力を必要とされる映画。
賛否は分かれる気がする。
そう来るの?
マジか?
どうゆうこと?
????
えぇ!!??
・・・っていう単語が中盤終盤はずっと出てくるw
そしてエンディングの米津玄師で急に現実に戻される。
お父さん役がキムタクだったのか。
池田秀一さんに聞こえたけど、さすがにジブリはないよなって思ってた。
とりあえず、図書館で『君たちはどう生きるか』を読んでみよう。