ミュージカル『ムーラン・ルージュ』を帝国劇場1階T列で観た
去年の『レント』に続いて今年もミュージカル。
劇団四季以外だと2回目になる初心者。
井上芳雄さんを生で見たい!とゆーことで、『ムーラン・ルージュ』のチケットをゲット。
『レント』は、ネタバレしないように、ストーリーも歌も何も入れずに見に行って、大失敗w
登場人物が多いと誰が誰やら分からなくなるし、盛り上がる所もよく分からないし、想定外だったのが、セリフや歌詞がめちゃくちゃ聞き取りづらかった点。
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後で調べたらミュージカルではよくある話らしい。
なので、事前に映画版を見てストーリーと登場人物と歌を予習。
芳雄さんが出演するってだけでチケットをとったのでストーリーを知らなかったんだけど、映画版を見る限りでは、あんまりピンとこないお話w
ナイトクラブの美しい女性と貧乏な好青年が出会い恋に落ちたが、店が赤字で潰れそう!お金持ちのパトロンとお付き合いしてお金ゲット!でも隠れて青年とお付き合いは継続中、パトロンに隠れてイチャイチャしてたけどバレちゃってたいへーん。しかも美しい女性の余命あとわずかしか残されておらず・・・的なお話(個人の感想)
映画版を見た後の感想は・・・
デューク(パトロン)がなんかかわいそうっていう。
ちょっとキモい悪役なんだけどねw
出資したのに、美しい女性とはおあずけを食らって、陰でカップルからプゲラされた挙句に公衆の面前でコケにされるっていう。
興味のある方は是非映画版を、若き日のユアンマクレガーと美しいニコール・キッドマンが見られますw
そんなストーリーのミュージカル版を観て来た。
芳雄さんの役は、好青年クリスチャン役。
愛がすべてと歌う若々しいあの青年を、どんな感じで演じてくれるのか楽しみにして帝国劇場へ。
近々建て替えらしいので、最初で最後の帝国劇場。
ロビーはそんなに広くないのか、開演前で人口密度がかなり高めで、すごく騒がしい。
客層は99%女性。年齢層は高め。
サティーン役が元宝塚の望海風斗さんの日だったので、宝塚ファンの方も多いらしい。
日本のミュージカル界をこういった客層が支えているんだな・・・。
S席はお値段18500円(平日は17500円)
ひえー。
それでも頑張ってA席16000円(平日15000円)を購入。
先行だったので席は選べず、1階のT列右端となった。
表情とかまでは見えないだろうなと思って、今回は秘密兵器を投入。
オペラグラス。
帝国劇場では500円で貸し出してくれます。
保証金5000円が必要(返却時に返金してくれる)
開演前と休憩中と閉演後は写真撮影が可。
A席1階T列右側端からの眺め(立って撮影)
遠くもないけど近くもない、表情までは見えない席。
通路挟んだ席で、一段高いので前の人の頭で遮られるとかそうゆうのはなかった。
いざ、観劇。
芳雄サイコーだな。
ミュージカル界の元祖プリンス?ふーん、どんな感じなんだろーぐらいなライトな層でも分かった。
芳雄さん、サイコーだなw
そりゃプリンスって呼ばれるわ。
テレビの歌番組でしか見た事なくて、やや癖のある歌い方で、これがプリンスなのかと思ってたよ。
テレビだと井上芳雄の良さは3割ぐらいしか出てないな。
演技も歌もめちゃくちゃ上手い。
なによりも、セリフと歌が聞き取りやすい。
汗だくになりながら約3時間(途中休憩あり)、ブレずに歌い続けられるってすごいな。
演者が歌って踊ってド派手で観客も手拍子でノッて、こうゆうミュージカル!って感じのが見たかったのよね。
とても良かった。
ストーリーの大筋はそのままで、映画版ラストのゴチャゴチャした所はかなりスッキリとした仕上げになってた。
個人的には、ラストの『カム・ホワット・メイ』が、ちゃんと歌われなかったのが残念。
映画版ではあそこが最大の盛り上がりだったのに。
デュークはキモさが半減して、単なるイケメンのお金持ちになってた。
なんだー、あのウキウキの『ライク・ア・ヴァージン』聞けるかと思ってたのに。
映画版、ミュージカル版見て思うのは、あの後ムーラン・ルージュはどうなったんだろう?ってこと。
稼ぎ頭のサティーンは亡くなり、出資者のデュークも去って、赤字のムーランルージュは潰れたんだろうか。
ま、そんな事は考えず、最後はカンカンカン~で楽しく終了。