親知らず3本目を抜く
親知らずは痛み出す前に抜いたほうがよい。
痛み出すと麻酔の効きが悪くなるそうな。
私の親知らずは全て大なり小なり虫歯になっていた。
けれど、幸い痛み出す前だったので、麻酔は
がっちり効いて抜く時の痛みはない。
でも怖いもんは怖い。
痛くないのに怖い。
なので、親知らずを抜く時は心の準備が必要だ。
特に下の奥を抜く時には。
右下の親知らずは、横倒しで半分埋没。
左下と同じように歯茎を切ってとりだすのかと思いきや、
見えてる三分の一を削り割り、空いたスペースから
横倒しの残りを引っこ抜いた。
削られている時、痛みはない。
なのに恐ろしい。
舌を削られるのが恐ろしい。
激痛でしゃべられないし、食べられないし、
口も閉じているだけで歯が当たって痛い。
どう頑張って舌をよけようとしても限度があるわけで。
で、今回もキュイ――ンの器具が舌をかすめた。
前回は華麗にスル―されたけど、今回は舌が痛いですと
はっきり申告。
申告したところで、どうにもならない。
歯科助手さん、ちゃんと舌を器具でよけてくれ~と
祈りながら、ひたすら耐える。
あんまり上手じゃないのか、マッドサイエンティストの先生に
ちょいちょい「違う」と器具を直される。
しかもちょいキレながら。
患者を不安にさせる先生と助手。
とりあえず、無事抜けたけど疲労。
峠は越えた感。
やっぱり、歯茎切らないと、そんなに痛くない。
ぽっぺも腫れない。
口も血だらけにはならないな。
あと一本!