事前に口コミを確認し、出身歯科大学もチェックして
無痛治療を掲げている歯医者に行ったのに。
しゃべられない、食べられない激痛に悩まされることに。

親知らずを抜いた痛みは3日ほど続いたが、痛みどめで
どうにか耐えられるレベル。
縫った部分に、ぶよぶよした血の塊があって、それが
気持ち悪く違和感があった。
血餅というかさぶたをつくらないと直りが悪いらしく、
強いうがいをしないよう注意。
しばらくは口のなかに血が滲み、つば吐けば血だらけ。
2日目には頬が腫れ、マスク生活。

しかし、それ以上に耐えられない痛みが。
治療中に、歯科助手が「あっ」っと言った時、
舌に何かがかすり、痛みがあった。
歯を削る器具が舌の側面を削ったのだ。
あとで確認すると血がにじんでいた。
ちょうどかすった部分が、しゃべるとき、口を閉じたとき、
モノを食べるときに歯があたる部分で、常に痛い。
靴ずれのような感じ。
この痛みが抜いた痛みより厄介で、とにかくずっと痛い。
しゃべるだけで悪化するため、仕事先で会話が出来ない。
しかも、歯科助手も、マッドサイエンティストな先生も
舌を削ったことを分かっていたのに、治療中も治療後も
そのことについてなにも言ってこない。

どうにか痛みを和らげようと口内炎の薬を買って傷口を
保護しようとするも焼け石に水。
不自由な生活が数週間続いた。
歯医者に不信感が生まれた。
治療がひと段落したら引っ越し先の歯医者に転院しよう。
そう決心した。