そのことを事前に知っていてよかった。

なぜ、そんなに評判が悪いのかという点に着目して最後まで見ることが出来たから。

面白いか面白くないかでいえば、面白くはない。

私も含めた一般の人は、細田監督にはもっと楽しいエンターテインメントな映画を期待していたんだと思う。

新境地といえば聞こえはいいかもしれないが・・・。

ゲド戦記と同じベクトルで、数年後にテレビで放送されたら盛り上がりそう。

深読みした考察もいくつか読んだけど、それを踏まえたところで、やっぱり面白くはない。

なんでこんな話を作ったんだろうなー、

なんでこんなエピソード入れたんだろうなー、

なんでこんなキャラにしたんだろうなー、

お前誰？

お前らどっから出てきた？

っていうのが終始付きまとう。

オチは、『夢だけどー、夢じゃなかったー！』

一番物議をかもしているというダンスの場面は、なるほど確かに物議かもすわな・・・っていう納得の場面。

キャラデザと動きも相まって完全にニコニコ動画の阿部ダンサーズシリーズかとｗ

終盤はデスノートの夜神月ばりの『いやだぁぁ！！！死にたくないぃぃぃ！！！』が見られる。

実況したら盛り上がるね、あのシーン。

面白味のない映画だったけど、特に嫌なのがヒロインと共に旅をすることになる『看護師の男』

このキャラクターへの不快感が終始つきまとう。

あの世界観では善人なのに。

おもしろい現象だ。

年内最後の映画がこれだと後味が悪いので、こないだ日本橋で見た『ロシャオヘイ戦記２』、2回目を観に行って来たｗ

ほんと、近年で見た中で最高の面白さのアニメ映画だと思う。

主人公が黒猫の妖精なので猫を飼っている人にはよりおススメｗ

ロシャオヘイ戦記２、お口直しにぜひ。