右の鼻の穴に麻酔の棒が入らない・・・・。

でも、左に変えると、今度はすんなり通る。

でも痛い。涙が出る。

で、鼻に棒をつっこんだまま、内視鏡検査室へ。

服を着替えるかとおもったら、そのままの格好でベッドに横向きに寝っ転がる。
目の前には大掛かりな機械が。

この時点で、部分麻酔がきいてきて若干朦朧とする。
胃の動きを止める注射を打たれて、

いざ。

「・・・あれ?モニター映らないなぁ」と、先生。
どうやら患者に見せる、モニターが故障して映らないらしい。

マジっすか。

胃の中見たかったなぁ、と言うと、
「そこまで言われちゃぁ持ってくるしかないでしょう」とノリノリで
デカい機械を移動して別のモニターを持ってきてくれた。

先生が長くて黒いチューブを手に持って近づいてくる。
細いっていうけど、全然細くない!

あぁもう、年貢の納め時的な境地で、胃カメラが鼻の穴へ・・・。

痛くはない・・・。

苦しい・・・。

息はどこで吸えばいいんだ、鼻か、口か。

一番の難所、舌を通って喉へ
「ごっくんしてー」と言われてごっくん。

オエっと来るらしいけど、来ず。

そのまま食道を通り胃へ。

生まれて初めて自分の体内を目にする。

不思議な感じ。

肌色でピンク色。

胃が収縮し、生きている。

噂に聞くと、つばは飲み込めず、口からだらだら垂れ流し状態
って話だったけど、乾燥でまったくつば出ず。

むしろかっさかさ。

まんべんなく見てもらって、写真も撮って、3か所粘膜切り取って、

15分ぐらいで終了。

以前にピロリンによる胃潰瘍があったけど、勝手に治ったらしい。
で、ピロリン本体も見た感じではいた痕跡はあったけど死んじゃったらしい。
もし残ってたとしてもごくわずか。

たまに病気の時に飲む抗生物質が効いて、ピロリンも除去されることが
あるらしい。

ピロリ菌除去の薬を飲むかどうかは微妙なラインで、
仮に飲んでも劇的に胃が回復とかはないらしい。

え?

ヤリ損?

そんなにつらくなかったから良かったけど。

猫さんのためにも健康でいないとね。