向かいの家が火事になる
久々に『ウソだろマジか!』と思うことが起きた。
いつも通り仕事が終わりマンションに続く道を曲がると、人だかりができていた。
テレビドラマでよく見る黄色い規制線が道にはられて、その先にパトカーと警察官がわらわらと。
殺人事件でも起きたのか?、と規制線越しに覗くとさらに奥の方に大きな車体が見えた。
消防車だった。
たくさんの消防士が上を見上げていた。
うちのマンションが燃えた?
警察官に「あそこウチなんです」と言って規制線をくぐると、どこの家ですか?と聞かれマンションを指さす。
あ、よくドラマであるやつや。
ようやくマンション全体が見える距離まで近づいて・・・うちが燃えてないことに気がついた。
燃えたのは向かいの一軒家。
屋根は焼け落ちて、外壁もなくなって、けっこう激しく燃えた跡が。
あとでネットで動画で見たら、モクモクと黒煙が上がって、火柱が上がっていた。風向き次第ではウチにも燃え移ってもおかしくないレベル。
玄関のドアを開けると扉の前でうちの猫が丸まっていた。
もう少し気温が上がっていたら、窓を開けて換気扇を回して仕事に行ってたから、危なかった・・・。
絶対煙が部屋の中に入ってたよな・・・。
うちの猫もどうなっていたか・・・。
コワっ。
ベランダから見ると、焼け落ちた家がすぐ目の前にある。
ほんと、燃え移らなくてよかった。
もし家にいたら猫を担いで避難しなきゃいけないぐらいすぐ目の前。
うち帰ったら家が燃えてたとかイヤすぎるわ。
消火活動が早かったらしく、亡くなった人はいないみたい。
周りにも燃え広がらなかった。
火元には気をつけようと、焼け落ちた家を見ながら仕事へ行く。